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正常圧水頭症専門外来

正常圧水頭症専門外来についてのご案内

脳神経外科外来において、高齢者の「治療可能な認知症」として注目される正常圧水頭症(NPH)の診断と治療を行う専門外来を24年10月より開設します。
正常圧水頭症(NPH, Normal Pressure Hydrocephalus)とは、脳脊髄液(CSF)が脳内で過剰に溜まることで脳を圧迫し、歩行障害、認知機能の低下、排泄障害などの症状を引き起こします。しかし、脳圧は正常範囲内にあるため、通常の水頭症とは異なる特徴を持ちます。

1.正常圧水頭症専門外来で行う診療

  1. 診断
    CTやMRI、腰椎穿刺テスト(脳脊髄液の圧力や流れを調べる)を用いて、他の
    疾患との区別を行います。
  2. 治療
    主な治療方法は、脳脊髄液を排出するための「シャント手術」を行います。
    これは、脳内の余分な液を体内に流すためのチューブを埋め込む手術です。
  3. フォローアップ
    シャント手術後の経過観察や、症状の改善状況を確認するための定期的な診察を行います。

NPHの診断や治療は早期に行うことで、症状の改善が期待できるため、専門医の診療を受けることが重要です。
上記症状があり気になる方、そしてご家族、福祉施設の方、開業医の先生方、一度当院 脳神経外科 正常圧水頭症専門外来をお尋ねください。
高齢社会の今、患者さまの生活の質が少しでも向上し楽しい生活ができるためのお手伝いができればと思います。

2.診療日時及び担当医師

  前田 達浩   第一土曜日 9時~(午前のみ)

3.受診申し込み

受診を希望される患者さまは「医事課窓口」
または受診予約「042-797-8624」までお申し出ください。